皆さん、お元気ですか？
本年も歯科治療で皆様に貢献できるよう頑張っていきます。
歯の痛みでお困りにならないように、悪いところのの早期発見、早期治療を心がけておりますが、普段からの定期健診がとても重要となります。
悪くなって、痛みなどの症状が出てきてから治療に取り掛かると、虫歯では歯の神経をとったり、最悪歯を抜くことになります。
歯茎が腫れて来院した場合も歯周病が原因で腫れたり、歯の根に病巣ができてそこが膿むことによって腫れる場合がありますが、たまった膿みを出さなければなりませんので治療に時間がかかり、病状が進行していると完全に治すことが難しくなります。
また、かみ合わせの負担が原因で歯が欠けたり割れたりすることがあり、歯の周りの骨が吸収したりすることがあるので、こちらの定期的なチェックと調整も重要となっています。
従いまして、歯の健康を守ってトラブル防止のために早めに来院してもらうだけでなく、定期健診は必ず受けていただくようお勧めします。
当院では、患者さんの治療に対し役割分担をしております。
初診の患者さんに対し、歯科助手または歯科衛生士が対応して、最初に話を伺います。
初診の資料集めや歯周病検査、歯周病菌の顕微鏡検査は歯科衛生士が対応いたします。
歯科医師は歯の麻酔、虫歯治療、根管治療、入れ歯治療、抜歯、入れ歯の調整、レントゲン写真撮影、歯の型取り、仮歯の作成、矯正治療、様々な指導など歯科治療全般を歯科助手、歯科衛生士の補助を時には受けながら担当いたします。
歯科衛生士には、治療よりも予防やお手入れといったケアに関係したことをメインに担当してもらっています。主に皆様への定期健診を担当、清掃指導、クリーニング、歯周病治療、ホワイトニング施術、矯正治療、レントゲンのセッティング、写真撮影、口腔機能訓練、シーラントなどの予防処置、薬物塗布、かぶせ物などを作るための歯型を採ったり、仮歯を作ったりします。
このように、歯科医院において歯科衛生士の役割や働きは多岐にわたり、歯科医療にとって非常に重要な存在となっております。
その歯科衛生士について再度多方面から解説していきましょう。
歯科医療は医科の専門性とは異なり、なんでもこなさなければなりません。乳児や児童、学童の子供から、学生の青年期、成人、お年寄りまですべての年齢が対象で、歯ブラシ指導から、着色除去、歯茎の上の歯石除去までのクリーニング、歯周病治療、虫歯治療、歯の根の治療（根管治療）、抜歯、かぶせ物や入れ歯の補綴治療、矯正治療があり、歯科衛生士のライセンスで単独でできるものがたくさんあります。
歯科医師は患者を掛け持ちして忙しく患者を回らなければならないことが多々あります。
そこでもう一つの歯科における有資格者である歯科衛生士に協力してもらい、上記の歯科衛生士が兼任できる業務をしてもらいます。
それでは歯科衛生士の魅力とはいったい何でしょうか？
それはとてもやりがいがある仕事ということでしょう。
いくつか例を挙げてみますと
患者の健康のサポート
歯科衛生士は予防処置や治療を通じて疾患の発症や進行を防ぐ役割を果たし、患者の口腔における健康のサポートをします。担当した患者さんが口の中の健康を取り戻して笑顔になったり、感謝の言葉をいただいた瞬間はとてもやりがいを感じるものです。
患者との信頼関係を築ける
歯科衛生士は患者さんと治療や指導、定期健診を通じてとても密接に関わります。患者が何を望んでいるか、なにを心配しているかなど理解し、時にはプライベートなことにも踏み込んで親しみを持ち、患者さんと信頼関係を築いていきます。患者さんは治療を安心して受け入れて、協力的に治療を受けることができます。
専門知識と技術の向上当院の歯科衛生士は、当院では常に新しい取り組みや技術や知識のアップデートを行っているため、専門知識や技術を磨いていかなければなりません。時にはまったく新しい取り組みにもチャレンジしていきます。しかし、それが患者さんに最新の治療やケアを提供することにつながり、患者さんの満足度も向上するのでとてもやりがいがかんじられるでしょう。
患者さんとの良好なコミュニケーション
歯科衛生士は予防や定期健診を担当する比重が高く、治療ではないので患者さんとのコミュニケーションを取りやすい立場にいます。定期健診やクリーニングなど、患者さんが受け入れやすい場面では、雑談に花を咲かせる事も多く場合によっては患者さんの意識を良い方向へと高めることもしばしばあります。患者さんの人生も変えることもあるでしょう。患者さんの感謝の言葉や笑顔をいただく瞬間はとてもやりがいを感じることでしょう。
継続的な学びと成長
歯科衛生士は歯科の進化に追いついていくために継続的に学んで新しい技術や知慮法を取り入れることが求められます。当医院では昨年はホワイトニングの最新の技術や、歯周内科という今までにない治療法を学び、良好な結果を出しました。このことがさらなるやりがいを生み出し、さらに進化、向上していくモチベーションとなることでしょう。
歯科衛生士のさらなる魅力として
予防重視のスペシャリストであること
歯科衛生士は主に予防にフォーカスした仕事を担当し、定期的な健診、クリーニング、予防を通じて患者さんの歯や口腔の健康を保つ役割があります。また、予防のスペシャリストとして歯のトラブルを未然に防ぐキーマンとして重要な役割を担っております。
患者さんとのコミュニケーション能力
歯科衛生士は患者さんと直接コミュニケーションをとる機会が非常に多く、患者の口腔内の状況や生活習慣の状態を把握してそれに基づいた適切なアドバイスやケアを提供します。また、歯科衛生士のコミュニケーション能力が高いと患者が安心と信頼を寄せやすく、不安な気持ちや疑問などが解消しやすくなるでしょう。
技術と知識の更新
歯科衛生士は常に新しい知識や技術の獲得していく必要があり、それを臨床に生かしていくことが求められております。当院でも常に取り組んでおります。
患者のサポートや心のケア
歯科治療は緊張や不安、あるいは恐怖を感じる場面が多く、心理的な問題があります。そこに歯科衛生士が患者に寄り添い治療に対するプロセスを理解しやすく説明を行い、心のケアも提供して安心や信頼を築いていくことが治療の成功に役立ちます。
チームワークの要
歯科医院では歯科医師や歯科助手、受付、歯科衛生士などさまざまなスタッフが協力して患者に対応しています。歯科衛生士はそのチームワークの中心となってそれぞれのスタッフとの連携を円滑にしていきます。
歯科衛生士の高い需要
歯科衛生士の需要は非常に高くなっています。歯科医療は以前は治療の部分のウエイトが高かったのですが、近年口腔の健康の意識が高まってきて予防の重要性が幅広く認識されるようになり、ケアにあたる予防に対するウエイトがだんだん高くなってきました。口腔の中の病気や、口腔の噛む機能が様々な全身疾患の始まりに関わっているということが明らかになり、歯の健康が健康寿命にも大きな影響を与えることも分かってきたからです。高齢者が増加し、在宅で治療や予防処置を受ける機会も増えてきました。そこで活躍できる歯科衛生士の役割がますます重要視されています。歯科医院や患者双方から求められ、歯科衛生士は充実感ややりがいを感じながら働ける職業と言えるでしょう。
