歯のメンテナンス

札幌市西区山の手の歯医者「シリウス山の手歯科」院長の島貫です

 

今回は、歯の治療やメンテナンスについてイメージしやすいように、歯の治療を建築に置き換えてみましょう。

 

天然の健康な歯はしっかりした基礎のうえに立つ頑丈な天然の家と考えます。人が住んでいる家で、家の中で家を維持するための活動をしてくれます。しかし家の外では、過酷な環境にさらされ、絶えずダメージを受けていますが、ある程度は中に住んでいる人が補修してくれます。
また、問題があると通報してくれます。
しかし、自分自身で家や環境の整備をしっかり行わないと道路や土地、家自体も傷んでしまいます。まずは毎日の歯ブラシで家や道路をきれいに保ち、ゴミや雑草を取り除き病原体の発生を防いで快適な居住空間を作り上げることが重要です。それでもプロのメンテナンスが必要です。専門的な清掃、建物や土地に問題は無いか、見えないところも詳しく調べてシロアリの発生が無いかなど徹底的に調べて問題があれば早期のうちに補修します。また、お手入れの正しい方法や気を付けるところを指導して長く住めるお手伝いをします。

次に、歯のトラブルについての説明をします。
歯の疾患を大きく分けると虫歯、歯周病、外傷となります。虫歯は家が酸や害虫に侵された状態または、火事になった状態です。放置すると隣のうちまで燃え広がり大火事になってしまいます。ボヤのうちは住人はけがで済みますが、大きな火事になってしまうと死者が出て(=歯の神経が死ぬこと)人がいなくなってしまいます。また建物自体が大きく損傷し、全焼になると(=歯を抜くこと)もうそこには通常の方法で家を再建できません(=インプラント治療)。残っている家に仮住まいをひっかけて作るか(入れ歯)、残った家とともに改造して大きなつながった家に建築しなおす(=ブリッジ)ことになります。
歯周病は家の基礎がシロアリに侵された状態です。あるいは風水害で土砂崩れが起こっている状態です。絶えずシロアリの駆除と治水対策、補修工事と監視管理が必要です。どんなに立派な家をたてても最悪土砂崩れで流されてしまいます。
また、口腔乾燥症は干ばつ、歯ぎしりは地震、過剰な咬合は台風と考えることができ、対策も立てることができます。
また、小さな虫歯は簡単な穴埋めの補修工事でだれでも大差なく修復できますが、建築を伴う大きな工事だと土地や地盤の改修工事や建築材料、建築方法、建築士の腕が関係してきます。
こちらは次回のブログでお話いたします。